2026-06-13
第63回 伊勢神宮式年遷宮に参加して
「受け継ぐ」ということ。そして、自分が繋いでいくもの。
人生の中で、
「一生に一度あるかないか」
そんな経験があります。
先日、私はそのひとつを経験させていただきました。
20年に一度行われる神宮最大のお祭り、
第63回 伊勢神宮式年遷宮。
その神事のひとつである
「お木曳(おきひき)」
に参加させていただきました。
20年に一度しか訪れない時間
式年遷宮とは、
1300年以上続く伊勢神宮最大の祭典です。
20年ごとに御社殿を新しく建て替え、
神様に新しい社殿へお移りいただく。
そして、その建築技術や文化、精神を次の世代へ受け継いでいく。
それが式年遷宮です。
お木曳は、その新しい御社殿を建てるための御用材を、人々が力を合わせて曳き奉納する神事です。
私は今回、初めてその場に立たせていただきました。
言葉では説明できない空気
綱を握った瞬間。
木遣りの声が響く。
大勢の人がひとつになり、
大きな御用材を曳いていく。
その重みは、
単なる木の重さではありませんでした。
1300年以上続く歴史。
先人たちの想い。
地域の誇り。
日本人が大切にしてきた精神。
そのすべてが、
綱の向こう側に繋がっているような感覚でした。

普段は入れない場所で感じたこと
今回はご縁をいただき、
伊勢神宮の中でも普段は立ち入ることのできない場所で参拝させていただく機会にも恵まれました。
神域に流れる静寂。
凛とした空気。
そこに立った瞬間、
自然と背筋が伸びました。
そして、これまで出会った方々の顔が次々と浮かんできました。
家族。
友人。
お客様。
職人さん。
協力業者の皆様。
今の私は、
自分ひとりでここにいるのではない。
本当に多くの人に支えられて、今がある。
そんな当たり前のことを、
改めて深く感じました。
「受け継ぐ」ということ
今回、一番心に残った言葉があります。
それは、
「自分たちの代で神宮を受け継ぐ」
という考え方です。
受け継ぐとは、
ただ守ることではない。
次の世代へ繋ぐために、
今を本気で生きること。
私はそう感じました。
ナニタスの仕事も同じ
考えてみると、
私たちの仕事も同じです。
リフォームやリノベーションは、
古くなったものを新しくする仕事ではありません。
そこにある家族の想い。
歴史。
記憶。
受け継がれてきた暮らし。
それらを未来へ繋ぐ仕事です。
だから私は、
ただ綺麗な空間をつくりたいのではありません。
その家に暮らす人たちの未来を、
少しでも良い方向へ繋げたい。
そう思っています。
人生の宝物
今回のお木曳を通じて、
改めて感じたことがあります。
人生を豊かにするのは、
お金でも物でもなく、
人とのご縁や経験なのかもしれない。
20年に一度しかない神事。
そこで出会った人たち。
そこで感じた空気。
そこで受け取った想い。
そのすべてが、
私にとって一生の宝物になりました。
感謝
このような貴重な機会をいただきました
株式会社HARMONY
山本航聡社長。
心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

最後に
伊勢で感じた熱量。
伊勢で感じた静けさ。
伊勢で学んだ「受け継ぐ」という意味。
この経験を胸に、
これからも人とのご縁を大切にしながら、
仕事も人生も全力で向き合っていきたいと思います。
そしていつの日か、
自分が受け取った想いを、
次の世代へ繋いでいける人間でありたいと思います。










